八戸商工会議所

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2025年08月20日(水)周知

青い森しんきんReport 2025年7月版

■漁業・水産加工業
・7月の八戸港の水揚げは、数量4,450トン、金額2,403百万円で、前年同月比で数量は64.3%減、金額は 50.9%増だった。
・7月における数量4,450トンは、過去10年間で最高の2018年7月の17,619トンの25.3%と過去10年間で10番目だった。金額2,403百万円は、この10 年間で最高の2017年7月の2,423百万円の99.2%となり過去10 年間で2番目だった。
・7月時点での年累計の数量9,793トンは前年同月比73.0%減で、この10 年間で過去最高の2024年7月の36,329 トンの27.0%だった。金額4,306.1百万円は前年同月比6.3%減で、10年間で6番目だった。(最高は2016年7月 5,786.0百万円)。
・イカ釣りは、近海スルメイカの水揚げが数量290トン・金額182.7百万円で前年同月比607.3%増・309.6%増だった。また、船凍ムラサキイカの水揚げがあり、数量2,474トン・金額1,749.2百万 円あり、昨年の水揚げが少なかったことからイカ釣り全体の数量・金額を押し上げた。
・大中型巻き網:三陸巻き網は、ほぼ全量がマイワシで数量900トン・金額47百万円と前年同月を大きく下回り数量92.0%減・金額93.5%減となった。
・トロールは、大型トロールが数量444トン・金額212.2百万円で、前年同月比数量204.1%増・金額295.5%増だった。中型トロールは、数量14トン・金額9.3百万円で、前年同月比数量同量、金額22.0%減だった。ヤリイカは水揚げ無く、スケトウタラ1トン・67千円、タラ13トン・5.0百 万円、ヒラメ14トン・11.0百万円などの水揚げがあり、トロール全体では、数量459トン・金額221.7百万円で、前年同月比数量186.9%増、金額238.1%増だった。

■建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、国発注は馬淵大橋耐震補強工事、 売市地区外電線共同溝工事、大渡側道橋補修工事等の受注があり、県発注は栽培漁業センター取水施設工事、3・3・8 号白銀市川環状線道路改築工事、3・3・8 号白銀市川環 状線橋梁整備工事等の受注があり、市発注は、長者中学校トイレ改修建築工事、東体育館アリーナ床改修工事、三島市営住宅屋根・外壁改修工事等の受注があった。町村発注 は田子根渡石亀線舗装補修工事、旧地域保健センター解体撤去工事、七日市矢田郎道路改良工事等の受注があった。国・県の受注が前年比大幅増加となったことにより、新規 受注高合計は前年比92.4%増となった。

・7月の八戸地区建設業者5社民間工事の新規受注状況は、建築は青森県内外商業施設 新築工事等の受注があった。土木は無し。前年同月比では78.8%増となり、4ヶ月連続で 前年実績を上回った。
 受注残高は、前年同月比53.0%増となり23ヶ月連続前年実績を上回っている。

・6月の住宅着工戸数は、持家が37戸で前年同月の41戸から4戸減、貸家は20戸で 前年同月21戸から1戸減、分譲は11戸で前年同月の9戸から2戸増となった。
 総着工戸数は68 戸となり、前年同月71戸から3戸減となった。
 建築確認申請件数は51件で前年同月の56件から5件減となった。年度累計においては、前年実績を47件下回った。

■鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7社)の鉄骨工事の新規受注は、冷凍倉庫新築工事、エレベータ 棟鉄骨工事等合わせて 426百万円、前年同月比2,562.5%増となった。受注残高は前年 同月比130.8%増の2,082百万円となり、4ヶ月連続で前年同月比増となった。
・製缶工事の新規受注は、メンテナンス工事、工場配管修繕等合わせて42百万円、前 年同月比66.7%減となった。
 受注残高は、589百万円で前年同月比25.8%減となった。
・ 丸棒・H 形鋼等原料資材の価格については、ピーク時より価格が下がっているものの、依然として高止まりの状況が続いている。

■個人消費
《 ガソリン価格・灯油価格》
 ガソリン価格・灯油価格のいずれも4月時点をピークに、徐々に下がっているが、依然として高止まりの状況が続いている。

《 電気料金 》
 東北電力の電気料金は、国の「電気・ガス料金支援」に基づく、燃料費等調整単価が1キロワット時につき▲10.36円となり、8月分(7月使用分)は8,095円となった。9月分(8月使用料金)は、前月から117円減少し 7,918円となる予定。

《 婦人服 》
 7 月中旬から30%OFF のクリアランスセールにより、カジュアルワンピース・T シ ャツ・麻シャツ・カットソー・ワンピース・リネンパンツ・ワイドパンツ・デニムパン ツが販売好調。暑い日が続いていたため、日焼けしないよう秋物薄手長袖トップスも好評な売れ行き。

《 紳士服 》
 7月は暑い日が多く来店客数がやや減少し、サマースーツは前年割れ。夏物カジュア ルのポロシャツ、Tシャツ、半袖シャツ、コットンパンツは好調に推移。

 《 靴 》
 メンズ・レディース・キッズの手を使わずに履けるスパットシューズ・スケッチャー ズの各タイプ(革靴・スニーカー・サンダル等)が相変わらず売れ行き好調。「若い女 子」にファッションアイテムとして好評だった厚底靴が、トレンドの落ち着きにより販売数減少となってきている。例年、メンズ・レディース・キッズのサンダルが7月頃には在庫が無くなるのだが、今年は全くの売れ行き不振。

《 市内大型小売店(4店) 》
 市内大型小売店は、7月の気温が高い日が多く続いたことが影響したのか、婦人の夏物衣料の販売伸びず前年を大きく下回り苦戦。雑貨・ドラックストア・一般小物販売 店は、順調に売上を伸ばした。食料品値上げの影響に伴い食料品売上は大きく前年比割れとなった。お中元商戦は企業の経費削減の影響により、お中元を取りやめる企業が多くなり、お中元部門が大きく前年比割れとなったこともあり7月の大型小売店4店の売上は、前年同月比2.0%減と今年度に入り4ヶ月連続での減少となり、前々年 同月比は3.3%減と2ヶ月振りの減少となった。

《 新車登録台数 》
 普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車は306台で前年同月比3.5%減となり、2ヶ月振りに減少となった。小型乗用車は211台で前年同月比11.7%減と3 ヶ月連続で減少となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比7.0%減の517台と なった。軽自動車は241台で前年同月比3.2%減となった。

■倒 産

            7月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数         2          3              9         8 
  金  額    173      493      890     581 
 平均負債額    86.5      164.3   98.9      72.6

  (単位:件、百万円)

雇 用

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数     950      △7.5   5,053    △1.8
  求   人   数  2,713      △3.3  6,824     △0.6
  求 人 倍 率    2.86       (0.13)       1.35   (0.02)
  就 職 件 数     349      △11.6     ー      ー

                (単位:人、%、倍)