八戸商工会議所

  • リンク集
  • アクセス

2025年09月24日(水)周知

青い森しんきんReport 2025年8月版

■漁業・水産加工業

・8月の八戸港の水揚げは、数量1,880トン、金額1,035百万円で、前年同月比で数量は41.8トン減、金額は26.5%減だった。

・8月における数量1,880トンは、過去10年間で最高の2015年8月の9,655トンの19.5%だった。金額1,036百万円は、この10年間で最高の2016年8月の2,815百万円の36.8%だった。

・8月時点での年累計の数量11,673トンは前年同月比70.5%減で、この10年間で過去最高の2024年8月の39,562トンの29.5%だった。金額5,341.7百万円は前年同月比11.0%減で、10年間で8番目だった。(最高は2016年8月8,601.0百万円)。

・イカ釣りは、近海スルメイカの水揚げが数量434トン・金額277.8百万円で前年同月比数量305.6%増・金額158.4%増だった。船凍ムラサキイカの水揚げは、数量297トン・金額207.9百万円で前年同月比数量78.2%減・金額77.9%減だった。

・大中型巻き網三陸巻き網は、数量998トン・金額450百万円と前年同月 比数量はサバの水揚げ低調により16.3%減、金額はスルメイカの水揚げが好調に推移し208.1%増となった。

・トロールは、大型トロールは出漁に向けた船体整備中であり、蔵出し販売のみで数量4トン・金額1.6百万円だった。中型トロールは休漁中であり水揚げは無かった。

■建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、国発注は無し。県発注は浅水川広域河川改修工事、島守八戸線道路災害防除工事、清水頭長坂農道保全第5号工事等の受注があり、市発注は、八戸駅西地区R№12号線他築造舗装工事 、庁舎本館給排水衛生設備等改修工事、小中野八丁目地内合流管きょ等更生工事等の受注があった。町村発注は石鉢小学校屋内運動場改築工事の大型受注があった。町村の受注が前年比大幅増加となったものの、県・市の受注が前年比大幅減少となったことにより、新規受注高合計は前年比58.4%減となった。

・8月の 八戸地区建設業者5社民間工事の新規受注状況は、建築は青森県外商業施設新築工事等の受注があり、土木は個人住宅外構工事があった。新規受注高は、建築が前年を大きく下回ったことから前年同月比80.9%減となり、5ヶ月振りに前年実績を大きく下回った。
 受注残高は、前年同月比で建築が上回ったことから前年同月比25.5%増となり24ヶ月連続前年実績を上回り好調に推移している。

・7月の住宅着工戸数は、持家が40戸で前年同月の46戸から6戸減、貸家は6戸で前年同月24戸から18戸減、分譲は17戸で前年同月の6戸から11戸増となった。
 総着工戸数は63戸となり、前年同月76戸から13戸減となった。
 建築確認申請件数は65件で前年同月の74件から9件減となった。年度累計においては、前年実績を56件下回った。

■鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7 社)の鉄骨工事の新規受注は、 南部町重機車庫新築工事、冷凍倉庫新築工事等合わせて42百万円、前年同月比82.6%増となった。受注残高は前年同月比365.7%増の1,956百万円となり、5ヶ月連続で 前年同月比増となった 。

・製缶工事の新規受注は、メンテナンス工事35百万円、前年同月比6.1%増となった。
 受注残高は、568百万円で前年同月比19.1%減となった。

・ 丸棒・H形鋼等原料資材の価格については、ピーク時より価格が下がっているものの、依然として高止まりの状況が続いている。

■個人消費
《 ガソリン価格・灯油価格》
 ガソリン価格・灯油価格のいずれも4月時点をピークに、徐々に下がっているが、依然として高止まりの状況が続いている。

《 電気料金 》
 東北電力の電気料金は、国の「電気・ガス料金支援」に基づく、燃料費等調整単価が1 キロワット時につき▲11.04円となり、9月分(8月使用分)は7,918円となった。
 10月分(9月使用料金)は、 前月から63円増加し7,981円となる予定。

《 婦人服 》
 8月は夏物クリアランスセールを開催するも、真夏日が続き来店客数は前年比割れとなった。カジュアルワンピース・ T シャツ・麻シャツ・カットソー・リネンパンツ・薄手のコットンワイドパンツ・麻のワイドパンツが販売好調。暑い日が続いていたため、秋物買いが少なかった。ポップアップバッグ(キャンバス地トートバッグ)が好評な売れ行きだった。

《 紳士服 》
 暑い日が多く続き来店客数がやや減少し、オールシーズンスーツ(スーツ2着セール30%OFF)、夏物カジュアルのポロシャツ・Tシャツ・半袖シャツ・コットンパンツはクリアランスセールにより好調な売れ行きだった。

 《 靴 》
 スケッチャーズより安価なスパットシューズ(革靴・スニーカー等)が相変わらず売れ行き好調。ニューバランススニーカーは男女年齢を問わず販売伸張。特に大谷モデルは好評で毎月販売増加となっている。サンダルの販売不振の要因として、暑過ぎる日が多く続きサンダルを履くことで足指部分が日焼けするためと言われて おり、7月・8月のサンダルは全くの売れ行き不振だった。

《 市内大型小売店(3店) 》
 市内大型小売店は、八戸三社大祭・お盆の帰省客・真夏日が続いたこともあり来店客数前年比増加。紳士・子供衣料は順調な売上となったが、婦人の夏物衣料は売上伸びず苦戦。鞄・靴・宝飾品・雑貨・ドラックストア・一般小物販売店は、順調に売上を伸ばした。企業のお中元の経費削減の影響と食料品値上げの影響に伴い、食料品売上は大きく前年比割れとなった。8月の大型小売店3店の売上は、前年同月比6.5%減と今年度に入り5ヶ月連続で減少となり 、前々年同月比は8.5%増と2ヶ月振りの増加となった。

《 新車登録台数 》
 普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車は139台で前年同月比16.3%減となり、2ヶ月連続で減少となった。小型乗用車は110台で前年同月比34.9%減と4ヶ月連続で減少となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比25.7%減の249台となった。軽自動車は199台で前年同月比4.7%増となった。


■倒 産                      (単位:件、百万円)

            8月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数         3          0             12         8 
  金  額    298      0     1,188     581 
 平均負債額    99.3      ---   99.0      72.6


雇 用                     (単位:人、%、倍)

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数     839      △5.2   4,871    △1.9
  求   人   数  2,289      △1.0  6,809     △0.8
  求 人 倍 率    2.73       (0.12)       1.40   (0.02)
  就 職 件 数     270      △19.6     ー      ー