八戸商工会議所

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2025年05月28日(水)周知

青い森しんきんReport 2025年4月版

漁業・水産加工業
・4 月の八戸港の水揚げは、数量807トン、金額293.3百万円で、前年同月比で数量は35.2%減、金額は3.9%増 だった。
・4 月における数量807 トンは、過去10年間で最高の2016年4月の1,813トンの44.5%で、2016年からの過去10年間で4番目だった。金額293.3百万円は、この10年間で最高の2016年4月の602.0百万円の48.7%となり過去10年間で2番目だった。
・4月時点での年累計の数量2,980トンは前年同月比42.5%減で、この10年間で10番目(最高は2016年4月の10,324トン)、金額1,214.8百万円は前年同月比21.0%減で、10年間で8番目だった(最高は2016年4月の3,430.0百万円)。
・イカ釣りは、4月休漁のため水揚げは無かった。
・大中型巻き網、小型巻き網は、3月に続き水揚げは無かった。
・トロールは、大型トロールが数量336トン・金額167.1百万円で、前年同月比数量3.7%減・金額20.3%増だった。中型トロールは、数量380トン・金額84.5百万円で、前年同月比数量28.4%減、金額9.9%減だった。ヤリイカ12トン・11.8百万円、タラ76トン・20.2百万円、スケトウタラ122トン・9.6百万円などの水揚げがあり、トロール全体では、数量725トン・金額255.5百万円で、前年同月比数量18.3%減、金額9.0%増だった。

建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、国発注は無し。県発注は八戸三沢線橋梁補修工事、八戸環状線舗装補修工事、国道 340 号電線共同溝整備工事等の受注があり、市発注は、八戸第十処分区下水道整備工事、八戸第五処分区下水道整備工事、新井田第二地区下水道整備工事等の受注があった。町村発注は無し。市の受注が減少となり町村の受注が無かったことにより、新規受注高合計は前年比22.2%減となった。

・4月の八戸地区建設業者 5 社民間工事の新規受注状況は、建築は青森県内外商業施設新築・増築工事、企業工場増改築工事等の受注があった。土木は一般土木工事等があった。前年同月比では 32.1 %増となり、 2 ヶ月振りに前年実績を上回った。受注残高は、前年同月比9.0 %増となり 20 ヶ月連続前年実績を上回っている。

・3月の住宅着工戸数は、持家が 68 戸で前年同月の 38 戸から 30 戸増、貸家は 19 戸で前年同月28 戸から 9 戸減、分譲は 18 戸で前年同月の 19 戸から 1 戸減 と なった。総着工戸数は105 戸となり、前年同月 85 戸から 20 戸増となった。建築確認申請件数は、83 件で前年同月の 67 件から 16 件増となった。年度累計におい
ては、前年実績を 13 件上回った。

鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7 社)の鉄骨工事の新規受注は、 工場新築工事、改修工事、補強工事 等合わせて 1,291 百万円、前年同月比 3 85 3 増 となった。受注残高は前年同月比7.9 増 の 1,617 百万円となり、前年同月比減となった 前月から増加に転じた 。

・製缶工事の新規受注は、メンテナンス工事 、 機械設備点検架台製作 等合わせて 85 百万円、前年同月比 2 9.8 減と なった。受注残高は、 575 百万円で前年同月比 1 3.9 %減となり、 5 ヶ月続けて前年同月比減となった。

・鋼板・丸棒・H 形鋼等原料資材の価格については、ピーク時より価格が下がっているものの、依然として高止まりの状況が続いている。

個人消費
《ガソリン価格・灯油価格》
 ガソリン価格・灯油価格のいずれも、全国を下回っているが、1 年前と比べると高い水準となっている。

《電気料金》
 東北電力の電気料金は、国の「電気・ガス料金支援」に基づく、燃料費等調整単価が1 キロワット時につき ▲7.19 円となり、 5 月分( 4 月使用分)は 8,919 円と なった。6月分( 5 月使用料金)は、 前月から 62 円減少し 8,857 円となる予定。

《婦人服》
 4月は、春物カットソー・薄手の羽織・ワンピース・ニットソー・ワイドパンツが売れ筋だが、アパレル・インポートブランドの値上がりにより売上は横ばい状況。商品物価高による消費マインド低下の影響もあり、ネットからの購入者が増加傾向にある。

《紳士服》
 3月は、フレッシャーズスーツ・リクルートスーツ・ビジネスやプライベートに着用する「セットアップスーツ(伸縮性やデザインの多様性)」が伸張したこともあり、一服感を感じた 4 月だった。例年と比較し来店客も少なくリピーターも少なかった。衣食住の内、食品を主としてその他の物価高の影響が大きく、ゴールデンウイークに向けた春物カジュアルの動きが鈍く売上に繋がらず。

《靴》
 4月は 3 月の新入学応援セールによる靴・ズック、新生活用革靴等の販売を伸ばした反動もありメンズ・レディース・キッズとどの世代においても前年割れの結果。 また、イオンスタイル 八戸 沼館内に同業者が開店し、ゴールデンウイークに向けたチラシ効果・特売価格での販売により売上に大きく影響し苦戦。

《市内大型小売店( 3 店)》
 市内大型小売店は、イオンスタイル八戸沼館の4 月 25 日オープンに伴う売上減少を危惧したものの、衣料・身の回り品・雑貨・食品等への影響は少なく前年売上をクリアした。開店特売セールを開催したイオンスタイル八戸沼館もプレオープンを含め4月は9 日間の営業だったため、ゴールデンウイークを含めた 5 月の売上推移が気になるところ。店内飲食店は、新店舗の開店効果の継続により、売上を堅調に伸ばしている。4 月の大型小売店 3 店の売上は、前年同月比 25.4 %減となり 、前々年同月比は32.7%減となった。

《新車登録台数》
 普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車は306 台で前年同月比 12.1 %減となり、 4 ヶ月振りに減少となった。小型乗用車 は 272 台で前年同月比 55.4 %増と 3 ヶ月連続で増加となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比 10.5 %増の 578 台となった。軽自動車は 216 台で前年同月比 10.8 %増となった。

倒産

             4月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数         3          1              3         1 
  金  額    127        25      127       25 
 平均負債額    42.3        25.0     42.3       25.0

                                                                                     (単位:件、百万円)
 

雇用

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数  1,537       5.6   5,527       3.8
  求   人   数  2,948       6.0   7,052      △0.3
  求 人 倍 率    1.92       (1.91)       1.28   (1.33)
  就 職 件 数     399    △13.1     ー      ー

                                     (単位:人、%、倍)